ひらやまさん家

インテリアデザイナーであるひらやまが、ゆるーくタメになりそうなことを書くブログです

「青春に年齢なんて関係ない」と実感した話

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最近ラジオアプリを始めた

 

気分はオールナイトニッポン月曜担当の菅田将暉だ

 

トゥルットゥ!トゥントゥルル トゥルットゥ!と!あの有名なジングルが頭の中でなってる

いや、鳴り響いてる

現に爆音で鳴らしすぎて、リスナーにうるさいと怒られたことがある

 

まぁ、実際は菅田将暉みたいにイケメンでも、軽快な関西弁を駆使して、一人で面白おかしく話を展開できるわけもなく、目つきの悪い目をより細めて、スマホを睨みつけながらただただ友達と2時間だべってるだけだが

 

 

素人が2時間しゃべるってなかなか厳しいものもあって、最初の方は沈黙はあるわ、会話は面白くないわで、まぁ悲惨なんものなのよ

 

誰が聞くわけでもないのに、一人で勝手に緊張もしてた

緊張といえば、緊張すると口乾くじゃん?あれなに?めちゃくちゃ口臭くなる、あれ

びっくりするよね

「あれ?おれうんこ食ったっけ??」って

 

そんな臭い息撒き散らしながらラジオアプリしてたんだけど、まぁいろんな人がいるわけよ

 

映像なんて見れない音声のみの配信なのに「イケメン」アピールする人だったり、「イケボ」って書いてるのに、刺されたのかな?ってくらい死に際の小声で喋ってたり、と個性が沢山あるわけよ

 

イケボの類は本当に多い

無理やり声低くして、渋さを演出したり、ちょっと気怠げな声でかっこやさを出そうとしてる

 

気怠げにするなら、そもそもするなよ

モテたいくせに、だるそうにすなよ、中学生かよ

そう言う合唱コンだるがって歌わねえやつほど、カラオケ行ってはしゃいでるんだわ

 

 

かっこいい声出したいからって発声も無理してるんやろうな

1小節ごとに咳払いが聞こえる

みんなコロナなんかな?

 

 

まぁ、そんなこんなで配信やってたところ、自分たちと同じようなタイミングでアプリを始めた人がいたんだ

 

最初は俺らの会話を聞いて、たまにコメントしてくれて、まぁこういっちゃ自慢に聞こえちゃうけどから小声で言うけど、おれらのFAN的な存在だった

 

 

小声で言うけど、そう、FAN…

 

ろくに聞く人がいないおれらの配信を、おもしろいおもしろい言ってくれるいい奴だった

 

 

懐かしいなぁ、あの頃が

ここからが本題な訳よ

 

 

最初はその人、聞く専門だったんだけど、途中から配信に手を出したの

 

それは全然いいことよ

楽しむのは皆に権利があるからね

 

でも配信したからと言ったって、そう簡単に人は来ないわけよ

2時間配信して、聞いてくれるのは1,2人とかザラ

 

今思うと逆にその1,2人ってどんなやつだよな

深夜1時くらいから3時までよくわからない人の雑談聞くって、本当にやることなかったんやろうな

 

寝ろよ、聞いてくれるのは嬉しいけど

 

 

んで、そうこうしてるうちに、おれらは一向に聞いてくれる人増えないけど、その人のは徐々に増えてきたわけ

 

やっぱ同じ下積み時代を過ごした仲間だと思ってたからさ

「すげえな!やるじゃん!」って純粋に喜んで褒めてたんだわ

 

んで、ちょっと遠い存在になったなぁって思ってたころに、その人が聞きに来たの

 

「あー久しぶり、元気?」って

 

 

今まではおもしろいおもしろいって言ってくれるいい奴だったんだけど、リスナーが増えておれらの配信にいろいろと口を出すようになってきたんだ

 

「こうした方が面白い」

「そんなことしたらリスナーつかねえぞ」

「おれとコラボする?リスナーつくけど」と。

 

 

もう、すっごい上から!!

ちょっと前まで一緒の仲間だったのに、すごい上から言うじゃん

上すぎるよ

天空かな?

ラピュタかな?

 

ついこないだまで芋臭い丸坊主姿で鼻水をTシャツで拭いてたあいつが、東京に行って都会の大人になりました⭐︎みたいに言ってきやがって

 

 

やっとここで分かったんだわ

最初はいいやつと思ってたけど、蓋を開けるとめんどいやつだったって

 

高校入学して最初に話した人がいい奴!って喜んで仲良くしてたら、数ヶ月後、実は全然気が合わない奴って発覚したあの時にすごく似てる

 

あれを高校、大学なんてとうに卒業した社会人のおっさんが体験してる

 

ある意味青春プレイバック

おれが欲しい青春は夕日が沈む河川敷を、制服を着た彼女と一緒にチャリをニケツして帰ってる、そんな甘酸っぱい青春なのに…

 

 

 

まぁ、そろそろ長くなったから終わりにしようと思う

 

中途半端に仲良くなった奴の扱いほど難しいものはないとおれは思うんだ

 

そしてそれが気が合わない人だと尚更だ

高校の頃、入学当時の友達と最後の方は気まずい関係になったことがあるだろう?

 

気軽にやってみるか!のノリで始めたアプリで、まさかこんな青春を体験出来るとは思わなかった

 

ただ運のいいことに、おれとそいつの出会いはラジオアプリということだ

 

ラジオは声を届けられる

 

今までは楽しい話をできたらいいな、聞いてくれる人を笑わせられたらいいな、と思ってたけど、もうそんな目的で配信はしていない

 

おれは言葉を発し続けるだろう

いつかこの言葉が誰かの耳に届くまで

「青春に年齢なんて関係ない。青春とは絶妙な人間関係の上に成り立つ副産物なのだ」と。